閲覧注意！「今でもトラウマ」 なんてむごい…壮絶な死に方をしたヒロイン2選
アニメ作品に出てくるヒロインたちは、時に優しく時に明るく、作品を彩ってくれます。しかし作品によっては、主人公と結ばれることも夢を叶えることもなく、無残に死んでしまうことも…。この記事では、「その日のお昼が食べられなかった」「当時学校を休んだ」と視聴者間でも話題の、「壮絶な死に方をしたヒロイン」を2人ご紹介します。
※この記事には、『Another』『AMON デビルマン黙示録』のネタバレが含まれます。
●『Another』桜木ゆかり
榊原恒一（さかきばら・こういち／CV：阿部敦）は、夜見山北中学に転入してきた中学3年生です。転入先のクラスメイト達は、恒一を温かく迎え入れてくれましたが、なぜか見崎鳴（みさき・めい／CV：高森奈津美）のことだけは腫れ物扱いしています。
恒一のクラスである3年3組には、鳴のことに触れない「ルール」が存在していたのです。しかし恒一は鳴に興味を持ち、彼女や3組の過去を知りたがります。ある日、クラス委員長のゆかり（CV：野中藍）は鳴と恒一が話しているのを見て、おびえたように走り出し――？
『Another』は、『十角館の殺人』『時計館の殺人』などの著者である綾辻行人さんの、同名小説を原作としたアニメです。第3話では、ゆかりが走り出した後に階段で足を滑らせ、投げ出した傘の先が喉に刺さって、死亡してしまいます。
クラス委員長として、恒一にも親切に接していたゆかり。しかしあまりにも唐突に、身近な方法で死んでしまいます。喉を刺す時の生々しい音や落下直後のけいれん、血の広がりなど、描写もやけにりあるです。さらに同日、彼女の母も事故で死亡してしまいます。
他にも、乗ったエレベーターが落下したり、高所から落ちて首の後ろから着地したり……。男女関係なく、次々とキャラが死んでしまうのです。あまりにあっけなく人が死ぬため、他のアニメ作品に「Anotherなら死んでた」というコメントがつくようになったほどです。
恐怖におびえる顔や絶命後の表情など、かなりむごい描写が続く作品ですので、視聴の際はご注意を。
●『AMON デビルマン黙示録』牧野美樹
地球では、人類から地球を奪還しようとするデーモンたちによって、侵略行為が始まっていました。それにおびえる人類は疑心暗鬼に陥り、「悪魔狩り」という名の同士討ちを始める始末。人類は、破滅への道を歩んでいました。
デビルマン、もとい不動明（ふどう・あきら／CV：武田真治）は牧村家を心配し、美樹（CV：榎本温子）の家へ駆けつけます。しかし明が到着した頃には、家は炎に包まれ、「魔女を捕まえたぞ！」と暴徒たちが掲げる棒の先には、美樹の首が刺さっていました。
『AMON デビルマン黙示録』は、マンガ『デビルマン』（作：永井豪／講談社）を原作としたOVAです。美樹は明の想い人でした。しかし作中のテレビ番組で「明＝デビルマン」という内容が放送された結果、暴徒による悪魔狩りにあってしまうのです。
「生首が棒の先に掲げられている」という強烈な構図に、当時トラウマを抱えた視聴者もいるのではないでしょうか。美樹の表情は恐怖に固まっており、悪魔狩りのむごさがうかがえます。刺される度に悲鳴を上げ、脚が動く美樹の様子は、文字通りの「惨殺」です。
また、血の海の中で美樹の首を拾うシーンや、元気だったころの美樹との思い出のシーンなど、彼女を失って苦しむ明の心理描写が胸に迫ります。
他にも、美樹の弟・タレちゃん（CV：くまいもとこ）の惨殺シーンや、仲間であるユミ（CV：川上とも子）を腹から食うシーンなど、残酷描写が複数存在します。そのためか、DVD版の外箱には「※内容の一部に過激な描写・表現があります。ご了承下さい。」と印字されました。
人気があっても、主人公に愛されていても、あっけなく死んでしまったヒロインたち。本人の無念さはもちろん、周囲のキャラたちの心情を思うと、やりきれない気持ちになってしまうかもしれません。視聴後はしばし放心状態になる可能性がありますので、見るタイミングにはご注意を。
※配信状況は、記事掲載時のものです。
（著：新美友那）