平穏な日常こそ至高! 仕事に疲れたら見たい「日常系のほほんアニメ」4選

仕事に疲れて帰ってくると、「アニメを見たいけど、難しい内容は無理…」となりませんか?そんなあなたには、優しい世界観のアニメが必要です!何も考えずに見られて癒やされるアニメといえば、「日常系アニメ」。そこで今回は、ちょっとずつ毛色の違う「日常系のほほんアニメ」を4つ、ピックアップしてみました!

●『日常』

【あらすじ】
時定高校に通う相生祐子(CV:本多真梨子)は、何かと妄想しがちな女子高生。平凡な暮らしを送っていますが、なぜかいきなり鮭やこけしが飛んでくるなど、不思議な出来事がよく起こります。とてもシュールな毎日ですが、特にオチがあるわけではありません。

一方、時定高校の近くにある東雲研究所では、8歳のはかせ(CV:今野宏美)と、人型ロボ・東雲なの(CV:古谷静佳)が暮らしています。猫の阪本さん(CV:白石稔)も加わり、のんびり日常を送りますが、研究所の暮らしもまた不思議で――?

タイトルからしてモロに日常系な『日常』ですが、日々の中で「非日常」なハプニングが起こります。第一話から、先生の下駄箱に弥勒菩薩が入っていたり、生徒が学校に堂々とヤギを連れてきたり…!そんなシュールなショートストーリーが、テンポよく続く構成です。

かわいらしくほのぼのとしたタッチの作画は、京都アニメーションによるもの。一見シンプルな絵柄ですが、急にハルマゲドン級の大爆発が起きたり、女子高生がコークスクリューを放ったりするため、いきなり神作画になることも。高い画力の生かされ方も見どころです。

物語は大きく分けて、祐子たちの学校生活と、なの&はかせの生活の2つ。その中で「囲碁サッカー部の活動」「校長と教頭の冷戦」といったサブストーリー(?)も進行します。サクッと見られるので、ちょっとだけ笑いたいときにおすすめの作品です!

ちょっとオバカな女子高生「ゆっこ」の周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。一方、「はかせ」と「なの」、人語を話す猫「阪本さん」の暮らす「東雲研究所」でも、今日も一日、あったかぽかぽかの、のんびりとした一日が過ぎて行くのでした。

●『ゆゆ式』

【あらすじ】
ゆずこ(CV:大久保瑠美)、唯(CV:津田美波)、縁(CV:種田梨沙)の仲良し3人組は、女子高生になったばかり。晴れて同じクラスになった3人は、一緒に登校したり放課後に寄り道したりと、まったりいちゃいちゃしながら日々を送ります。

ある日、「お母さん先生」こと頼子先生(CV:堀江由衣)の話で、3人は休部状態の「情報処理部」の存在を知ります。3人はその部室で気ままにネットサーフィンを始め、そのままなんとなーく部として活動。たまに百合百合しながら、のほほんと過ごすのでした。

『ゆゆ式』は、3人のゆるーい情報部の活動がメインです。放課後部室に集まっては、気になった単語をネットで調べ、一言二言でまとめるだけ。太陽やアイスについて調べたかと思いきや、合間でSM診断(!)をして盛り上がったり。夏休みも唯の家でのんびりします。

この作品の癒やされポイントは、3人がちょっと百合百合するところです。いきなり「ほっぺにチューしていい?」と言ってみたり、わき腹をつんつんしてキャッキャしたり。かわいらしいイチャイチャに、「ずっと続いてくれ…」と思わず頬が緩みます。

「ノーイベント・グッドライフ」がテーマのこの作品では、大きなイベントは特に起こりません。でも「友達が他のグループの子と仲良くなって嫉妬する」といった、女子高生にとっての一大事は起こるかも…?それでも終始楽しそうな3人に、癒やされる作品です。

この春、女子高生になった、ゆずこ、唯(ゆい)、縁(ゆかり)の3人組はいつもいっしょの学園生活。
放課後は部員3人、パソコン2台とホワイトボード1台の『情報処理部』で、てきとうに決めた単語をググってその結果でまたおしゃべり。
なんでもない日常は、たまにイベントも発生するけど、やっぱり女の子がいちゃいちゃするだけ。
でもなぜか目が離せない新世代女子高生コミュニケーション。
ゆとりかわいい学園生活は、遊びと部活とところにより百合要素。
ノーイベント・グッドライフ!それがこの三人の"ゆゆ式(ルール)"

●『みなみけ』

【あらすじ】
南家(みなみけ)は、しっかり者の長女・春香(CV:佐藤利奈)と、ちょっとおバカな次女・夏奈(CV:井上麻里奈)、クールで毒舌な三女・千秋(CV:茅原実里)の三姉妹で暮らしています。春香は家事全般を担当していますが、ある日、帰りが遅くなることに。

そこで、「バカ野郎日本代表」があだ名の夏奈が、晩ご飯を作ろうと決意!「ホットケーキにしよう!」という夏奈の提案に、千秋も目を輝かせます。ただし、夏奈はここぞとばかりにいろいろな食材を追加。出来上がったのは、フルーツの浮かぶクリームシチューで……?

南家三姉妹の平凡な日常を淡々と描くこの作品は、冒頭に「過度な期待はしないでください」と千秋のナレーションが入ります。そしてその通り、3人揃って晩ご飯を食べる様子や、学校や放課後の一コマといった日常が描かれていて、こちらもまったり見られます。

そして、個性豊かすぎるクラスメイト達も登場。もうひとつの「南家」の末っ子・南冬馬(CV:水樹奈々)や、とある理由から女装することになったマコト(CV:森永理科)、イケメンなのにきもちわるい保坂(CV:小野大輔)など。恋愛要素もちょっとだけあります。

実は、原作マンガは今年で20周年。それを記念して、アニメ第5期の制作も発表されています!第1期の放送開始は2007年ですので、いかに愛されている作品なのかが伝わってきます。令和のみなみけが始まる前に、ぜひ第1期を復習してみてはいかがでしょうか。

しっかり者の長女・春香、バカ野郎日本代表と千秋に呼ばれている次女の夏奈、辛辣な言葉を吐く小学生・三女の千秋という南家三姉妹を平凡な日常を中心に送るゆるゆる日常ギャグ漫画。

●『らき☆すた』

【あらすじ】
筋金入りのオタク女子高生・泉こなた(CV:平野 綾)は、同級生の柊かがみ(CV:加藤英美里)、柊つかさ(CV:福原香織)、高良みゆき(CV:遠藤 綾)と仲良し。「チョココロネの頭って、どっち?」など、日々楽しく雑談しています。

「シュークリームってどうやって食べる?」「カレーライスは?」など、あるあるネタは広がるばかり。アルバイトしたり新しい友達を作ったり、時にはコミケで疲弊したり。こなたたちのまったりのんびりライフを描く、人気の日常系アニメです。

OP曲『もってけ!セーラーふく』が、爆発的なヒットを記録したこの作品。あるあるネタの解像度が高いのはもちろん、アニメやゲームのパロディが多いのも楽しいポイントです。「中の人ネタ」で、こなたが涼宮ハルヒのコスプレをする場面も!

また、エンディングの演出も特徴的です。12話までは、こなたたちがカラオケボックスで、毎話違う曲を歌う形式でした。そして13話からは、声優陣の実写映像がエンディングに!白石みのる役の白石稔さんが、海辺でひとり歌ったり戦ったりと、やりたい放題です。

ぶっ飛んだ演出もあるこの作品は、日常系アニメに癒やしを求める方はもちろん、ギャグ要素が好きな方にもおすすめです!なお作中には鷲宮神社や春日部駅など、埼玉県を中心とした実在の場所が出てきます。作品が気に入ったら、休日の聖地巡礼もはかどりそうです!

おたくな女の子「泉こなた」のボケに突っ込む普通の女の子「柊かがみ」を中心とした、
ゆるゆるーな、何でもない女子高生の日常を面白おかしく描く4コマ漫画を元にした斬新な作品。
「あ、それよくあるよねーー」と言った共感できる出来事を素直に描いた生活芝居。

どのアニメも「日常系」なので基本的にオチはなく、大きな事件もありません。でも、そこが日常系アニメのいいところ。何も考えずのほほんと見られるアニメは、厳しい現代社会を生き抜く大人の味方です!仕事に疲れてしまった日は、日常系アニメに癒やされてみてくださいね。

※配信状況や各種情報は記事掲載時のものです。
(著:新美友那)