エピソード一覧
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第1話 この自称女神と異世界転生を!
「さようなら引き籠り生活! こんにちは異世界!」
たまの外出で不慮(?)の事故に遭ってしまった引きこもりゲームオタクのカズマ。目覚めたそこは、死後の世界だった。アクアという口の悪い女神に情けない死に方を散々バカにされた挙句、天国行きか、魔王軍に蹂躙され、過疎化の進む異世界に転生するかの選択を迫られる。ゲーマーの勘に従い、選んだのはもちろん異世界転生! そして、何かひとつだけ好きな物を持って行けるという異世界行きの特権として選んだ“もの”は、「じゃあ、あんた」。こうして引きこもりゲームオタクと駄女神の異世界冒険が始まるのだった……!?
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第2話 この中二病に爆焔を!
「我が名はめぐみん。最強の攻撃魔法“爆裂魔法”を操る者!」
アクアを道連れに来たはいいが、ゲーム世界と違って金なし・装備なしのないない尽くしで、最低ランクのモンスターにも悪戦苦闘するカズマの冒険者生活。そこでパーティメンバーを募集することに。名乗りを挙げてきたのは、高い知力と魔力、変な名前を持つことで有名な紅魔族のめぐみん(本名)だった。中二的言動で胡散臭さこのうえないが、めぐみんが最強の攻撃魔法「爆裂魔法」の使い手と知り、さっそくモンスターを倒しに行くことに。フィールドに轟くめぐみんの呪文詠唱「エクスプロージョン!!」。炸裂する光と轟音。爆裂魔法は確かに強力で壮観だったが、肝心のめぐみんが……。
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第3話 この右手にお宝を!
「見られている……っ!むくつけき男たちが私の肌を見て興奮している!」
宴会芸の習得に精を出す駄女神のアークプリーストに、1日1発しか爆裂魔法を撃てない残念なアークウィザード、幸運だけが取り柄の自分……。そんなダメダメなパーティが編成されつつあることに失望を覚えるカズマ。失望感冷めやまぬところにパーティ入りを熱望してきたのは、力と耐久力はあるが、攻撃がまったく当たらないと自負するクルセイダーのダクネスだった。粘液まみれのドロドロになるような辱めを「私も…!」と望むドMっぷり。「こいつも性能だけでなく中身までダメな系」と悟ったカズマは、ダクネスの加入を阻止したいと願うのだが……。
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第4話 この強敵に爆裂魔法を!
「魔王軍の幹部は、それはもうお怒りだった」
街の近くに魔王軍の幹部が住み着いたせいで、弱いモンスターが隠れてしまった。スキルアップを目指すカズマは完全足踏み状態。やることもなく、廃城に爆裂魔法を打ち込むというめぐみんの特訓に付き合うカズマ。晴れの日も、氷雨の日も、毎日続くその特訓。そんなある日、ギルドから緊急クエストの報が響き渡る。街の正門前に現れたのは魔王軍の幹部、首なし騎士のデュラハンだった。その怒りに満ちた声が響く。「……ま……ままま、毎日毎日毎日毎日! おお、俺の城に、毎日欠かさず爆裂魔法撃ち込んでく頭のおかしい大馬鹿者は、誰だあああああああーー!」
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第5話 この魔剣にお値段を!
「もう限界! 借金に追われる生活!」
借金に追われるアクアはカズマを説き伏せ、高難度クエストから討伐要素がない、湖の浄化クエストを受注する。水の女神たる自分にぴったりと自信満々のアクアだったが、湖には危険なモンスターが群れている。そこでカズマが考え出した妙案は、アクアを檻に入れて沈めることだった。これなら安心安全。「決して使えない女神を湖に投棄しに来たわけではない」と心で頷くカズマだったが、モンスターの眼前にさらされることに変わりはなく……。クエスト帰り、放心状態のアクアを見て駆け寄ってきたのは、いかにも勇者然としたさわやか青年のキョウヤだった。
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第6話 このろくでもない戦いに決着を!
「なぜ城に来ないのだ、この人でなしどもがああっ!」
魔王軍の幹部、デュラハンが再び大激怒で街に現れた。大きくて硬いモノでないと我慢できない体になってしまったというめぐみんは、あの事件の後も毎日せっせとデュラハンの居城に爆裂魔法を撃ち込んでいたというのだ。おまけに共犯者の駄女神からも小バカにされ、デュラハンの怒りゲージは怒髪天に。とうとう戦闘に突入するが、相手は腐っても魔王軍幹部のひとり。その力は想像以上に圧倒的で……。「愚かな駆け出し冒険者どもよ、魔王軍に刃向かった報いと知れ!」。八方塞がり、絶体絶命の大ピンチに!!
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第7話 この凍えそうな季節に二度目の死を!
「サトウカズマさん……ようこそ死後の世界へ」
「金が欲しい……」。アクアが作った借金返済のために、カズマたちの金欠はさらに切羽詰まっていた。まつ毛も凍る冬の馬小屋生活から脱出しようと、仕方なく雪精討伐というクエストを受け、雪山に向かう一行。おとなしい雪精は逃げ回るばかりでクエストは案外楽勝で終わるかと思ったそのとき、雪精の主である冬将軍が現れた。弩級の強さに太刀打ちできず、アクアのアドバイスによる会心の土・下・座!で許されたかのように見えたが、 武器を持ちっぱなしにしていたカズマはターゲットされてしまい……。
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第8話 この冬を越せない俺達に愛の手を!
「私、魔王軍の8人の幹部のひとりですから」
ポンコツメンバーのおかげでまともにクエスト報酬を得られず、暖炉の薪にも困る貧乏生活。そこでカズマは一計を案じ、ウィズという女性が営む魔道具店へと足を運ぶ。目的はウィズから有用なスキルを教えてもらうことだったが、ウィズが気に入らないアクアは何かと突っかかり、さらに彼女の素性を知ると退治しようとするわ、スキル習得の邪魔をするわで、カズマにひっぱたかれる始末。そんな騒ぎのなか、ウィズに除霊の依頼が舞い込む。「ここか。例の屋敷は」……現場に来たのはなぜかカズマ一行!?
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第9話 この素晴らしい店に祝福を!
「最強じゃないか、サキュバスの淫夢サービス!」
散歩中のカズマは知り合いの冒険者と出会い、彼らと魅惑的な夢を見せてくれるというサキュバスの店に行くことに。あんなことやこんなことをサービス依頼のアンケートに記入し、期待にはちきれんばかりで館へ帰るカズマ。そこではなぜかアクアたちが盛り上がっていた。 聞けば、ダクネスの実家から最高級のカニと酒が送られてきたのだという。 熟睡して夢が見られなくならないようにと警戒してカズマが酒を飲まないでいると、ダクネスがまともな人のように優しく心配してくる。みんなと一緒に楽しむべきか、密かな喜びを優先すべきか? カズマが出した答えは――
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第10話 この理不尽な要塞に終焔を!
「緊急クエスト 機動要塞デストロイヤーから街を守れ!」
暴走する古代兵器・機動要塞デストロイヤーが、カズマたちが住む街へと向かって来ているという!最悪の災いにアクアたちが逃げる算段をするなか、せっかく手に入れた屋敷を失いたくないカズマは、デストロイヤーを迎撃すべく、思案を巡らせる。そして、ギルドで街の冒険者たちと話し合った結果、デストロイヤーの結界防御をアクアに打ち破らせ、めぐみんとウィズの爆裂魔法でダメージを与えるという作戦が立案された。 迫るデストロイヤーの前に、カズマたちの運命は……?
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