エピソード一覧
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第1話 eve
広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。
紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、雑踏の中に少女の姿を見つけキャメラを向けるが、つい彼女の姿を撮りそびれてしまう。
一方麻生蓮治は駅で新藤千尋と出会う。翌日、そしてその次の日も蓮治は無人駅におもむき千尋と再会するのだが――。
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第2話 upon a time
新藤景の一日は幼なじみの広野紘を「たたき起こす」ことから始まる。プロのマンガ家として活動している紘は、そうでもしないと眠気に負けて平気で学校をサボってしまうからだった。
一方、ハーフの青年・麻生蓮治はいつものように駅を訪れ、駅で読書などをして時間を過ごしている新藤千尋と会っていた。
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第3話 paradox
久瀬修一は世界的に有名なヴァイオリニストだが、蓮治にとっては親しい隣人であり、歳のはなれた友人だった。蓮治はその友人との久しぶりの再会を純粋によろこんでいた。
一方、映画人として純粋でありたい自分と周囲とのギャップに悩む映研部員・堤京介は、周りとの関係でなく、自分自身を見つめ直すことで忘れかけていた「何か」を思い出し、ひとつの決心をする。
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第4話 honesty
紘との間に距離を感じ不安になる景。そこで、仕事に追われる紘のため、あえて苦手な料理に挑戦することに。
一方、みやこは紘の部屋に押し掛け、彼の作品を見て感動する。また、千尋の夢が小説を書くことだと知った蓮治は、夢をあきらめるなと書くことを勧めるのだが……。
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第5話 outline
京介は自分が撮りたい対象、景の画を撮り始める。しかし画面に写っている景の面持ちは沈痛だった。それは紘と急接近するみやこの存在が気が気でなかったからだ。思い切った景はみやこに対し忠告をするのだが――。
一方、千尋はついに決意を固め、蓮治との新しい時間の過ごし方が始まる。そして、京介は景に対しある告白をするのだが――。
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第6話 rain
自分の映画に出てもらうべく景を説得しようとする京介。景はみやこと紘の距離が近づきつつあるのを気にしているが、ある決意をもって、自らの出場するバスケの試合を観に来て欲しいと紘を誘う事に。一方、みやこも紘をデートへと誘うのだが――。
千尋は蓮治と共についに小説を書き始めるが、そんな蓮治に対し火村夕は意味深な忠告をする。
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第7話 I...
紘とのデートに向かうみやこは、幼い頃を回想する。みやこは、過去に特別な想いを持っていた。それ故に、紘に向ける想いも強くなっていたのだった。
一方、順調に小説を書き進める千尋は、エンディングの構想を蓮治と相談する。二種類の案に迷う千尋と蓮治。千尋は、先に結末を決めてから書く事に抵抗を感じると言う。「神様がいじっているみたいで・・・」その言葉は、おりしも千尋が心を開き始めたときに蓮治を絶望に突き落とすことに――。
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第8話 clear colour
紘の留守中に尋ねてきたみやこを冷徹に追い返す景。一方、学校で呼び出しを受ける紘。腱鞘炎も治まらず、仕事を控えようかと考える紘。しかし、そこへ新しい仕事の依頼が飛び込む。
千尋の小説は、まもなく書き上がるところまで来ていた。蓮治との時間を忘れまいとする千尋は、休む時間を削って日記を読み直すようになる。千尋の反応が違ってきたことに、症状の改善を期待する蓮治だが――。
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第9話 forget me not
元の自分に戻ろうと、日記を読み返す千尋だが、ささいな読み違えから生じるズレ。「いつだって千尋は千尋だよ」と言う蓮治の目に抑えきれない涙が溢れる。
一方、携帯電話をなくして、音信不通だったみやこから、紘へ連絡が入る。出会った時のように海辺で語り合う二人の影はいつしか――。
その頃、景は、ミズキと京介の協力を得て、苦手だった料理の練習を再開。今度こそ成功の兆しを見せるが――。
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第10話 I'm here
みやこと再会し、想いを確かめあった紘だったが、景に見られてしまい、想いの狭間で揺れる。そんな紘と激しくぶつかる京介。打ちひしがれる景。
そして、みやこは、紘の優しさを認めながらも、街を出る決意を固める。
それぞれの答えを探す彼らの元に現れる優子。紘たちは、それぞれの答えを見つけようと行動を開始するが――。
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